小沢幹事長「補佐できず残念」(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長は2日午後、国会内で報道各社のぶら下がりインタビュー取材に応じた。詳報は次の通り。

 −−今日の役員会などで決まったことは

 小沢氏 あっ、決まったこと? うーん、役員会、常任幹事会、総理の決断を受けて、野党の時と違って政権与党ですから、空白を、政治の空白を長くするわけにはいかない。

 もう(国会は)会期の終盤、そして参議院選挙、そうなってますので、できるだけ早く次のリーダーと党の再生を急がなきゃいけない。そういう皆さんの意見がひっきりなしで、今週中に代表選挙の選出をして、来週からは新しい政権で動き出せるという結論になりました。常幹(常任幹事会)も了承していただきました。

 −−首相辞任の受け止めは

 小沢氏 幹事長というのは、総理総裁、代表を補佐する役割ですから、特に党務を通じてその役目を果たしていかなくてはならないが、まあ任期半ばでこのような事態になったことを大変残念に思っておりますし、また、自分自身として補佐の役目を十分に果たし得なかったと思って反省しております。

 −首相と幹事長との間でどのような話し合いがあったのか

 小沢氏 この間でも、総理とは折に触れて話し合いをしております。ですから、要するに国会運営の厳しさや選挙の状況やらなどなど、話を、意見を交換したということです。

 参議院は、うーん、これはもう諸君も分かってると思うけども、総務委員会とどこかな? 社民党が協力してもらわなきゃもう委員会が成立しないという状況で、これはもう衆議院で考えている以上に非常に厳しい国会運営になっている。

 そんなことでは何も法律を通せないということですのでね。ということは、私もくわしくは委員会の決定などなどについては調べていたわけではないですけども、参議院の状態というのは現実にはそうである。まあそんな話を、お互いに意見交換していた。

 −−会期延長と7月11日(投開票)の参院選の日程に変わりはないか

 小沢氏 私は(幹事長を辞任するため)もう残務の仕事をするだけですから。後は新体制になって、その立場の人が判断するということです。

 まあごくごく一般論でいえば、政権与党としては(国会の)会期は定まってんですから、会期の中で一生懸命努力するということだろうと思います。

 −−次の新首相にどのような人を求めるか

 小沢氏 私は今、代表選挙やらなんかの残りの仕事をしている立場ですから、そういう類(たぐい)の質問に答える立場ではありません。

 −−野党時代に1年ごとに(自民党の)首相が代わることに「解散総選挙をして信を問うべきだ」と主張していたが、鳩山首相の辞任に伴って、衆院選を(参院選と)同時にやるべきだという考え方はあるか

 小沢氏 いや、私はもう幹事長じゃないです。うーんまあ、代表が辞任すれば別に約束も何もないです。新しい体制まで引き継ぎをするだけの役割です。新しい体制になってから聞いてください。

 −−新体制で参院選にどのような展望が開けると思うか

 小沢氏 だからそれは、私がもう皆さん(記者団)と(記者会見で)会うのも最後でございます(笑)。私が答える立場では、立場ではない。それは新しい体制で。

 −−どの段階で、首相から辞意や「幹事長を辞めてもらえないか」と言われたのか

 小沢氏 どの段階でどうこうということではありません。お互いに期するところが一致したっちゅうことです。

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